世界のアマニから

〜レシピ編〜

フランスといえば、世界に冠たるワイン王国。ワイン造りに適した気候に育まれ、各地で様々なワインが生産されています。
フランス・ボジョレー地区でその年に収穫したぶどうを醸造した新酒ワイン「ボジョレーヌーヴォー」をご存知の方も多いと思います。

１年中、ワインをたしなむフランスのみなさんですが、栄養バランスを整えるために常備している家庭が多いのが、「アマニ粒」です。
フランスでは「フラックスシード」と呼ばれ、日本で言うと、調味料コーナーに胡椒などと並んでいる感覚です。
アマニ粒に含まれるアマニリグナンには、健康維持を助ける、というデータがあり、フランスなどヨーロッパでは古くからその効能を知り、様々な料理に活用しています。

例えば、飲みすぎた朝の料理は、サーモンサラダ。
スモークしたサーモンに、フランスではポピュラーな乳製品「クレーム・フレッシュ」、そして好きな野菜を混ぜ、仕上げに「アマニ粒」をパラパラとかけるだけ。

サーモンの香りに、クレーム・フレッシュの酸味、そして野菜のシャキシャキ感に香ばしいアマニ粒が混然一体となり、自然と食欲がわいてくるそうです。
気を付けないといけないのは、このサラダに合わせ「朝からワインを飲みそうになること」。
本当にワインがお好きな国ですこと！

材料

・スモークサーモン 8枚
・クレームフレッシュ（又はギリシャヨーグルト）適量
・ベビーリーフ・お好みのレタス 60ｇ
・紫玉ねぎ小1/4個
・プチトマト 6個
・ニップンローストアマニ粒小さじ2
・ニップンアマニ油大さじ1
・ワインビネガー大さじ1
・はちみつ小さじ1/3
・塩・こしょう各少量
・ディル適宜

作り方: ①レタスは一口大にちぎり、紫玉ねぎは薄切り、ミニトマトは半分に切る。
②ワインビネガー、はちみつ、塩、こしょう、アマニ油を混ぜ合わせてドレッシングを作る。
③皿に①の野菜とベビーリーフ、スモークサーモン、お好みでディルを盛り合わせ、クレームフレッシュをのせ、ローストアマニ粒を散らす。
④②のドレッシングを食べる直前に混ぜ直し、とろりと乳化させたらお好みの量をかけて食べる。

ワンポイントレッスン: アマニとサーモン、乳製品を組み合わせた、リッチなビューティーサラダです。オメガ3系脂肪酸は、アマニはもちろんのこと、サーモンの脂にも含まれており、共に高い有用性があります。ビタミン、ミネラル豊富な野菜と一緒にサラダ仕立てにし、健康維持におすすめです。クレームフレッシュは、フランス料理ではお馴染みですが、水切りタイプのヨーグルトでも代用可能です。又は、レモン汁を少し加えて生クリームを泡立てても美味しいです。アマニ油のドレッシングは、さっぱりとした軽い口当たりなので、ワインビネガーの他、レモン汁を加えても良いでしょう。酸味を和らげるには、はちみつを少し加えるとマイルドな美味しさになります。

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