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スポーツジュニアの栄養サポート

集中力維持・試合中の補食


「糖質の種類」を知り、上手に栄養補給を行おう!

集中力が続かない。
試合中の補給では何を摂ったらいいの?

|対象| 集中力系、中学2年女子、ゴルフ

北京2022オリンピック競技大会で、日本のカーリング女子選手たちがハーフタイム(通称「もぐもぐタイム」)に羊羹やパイナップル、エネルギーゼリーを食べていたシーンを覚えている方もいらっしゃることでしょう。あるいは、マラソン選手がレース中に走りながら給水しているシーンや、プロゴルファーがラウンド中におにぎりを食べている映像を見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

100m走のように10秒前後で終わってしまう競技であれば、試合中の栄養補給は不要です。しかし、カーリングであれば1試合2.5~3時間、マラソンであればトップアスリートでも約2時間、ゴルフなら1ラウンド4~5時間かかるため、集中力を維持して戦い抜くためにも、途中の給水や栄養補給が必要になります。ジュニア選手の場合には、競技時間がやや短くなる種目もありますが、その場合でも1時間を超えるときは適宜、給水や栄養補給を取り入れるとよいでしょう。

では、運動中(あるいはハーフタイム)に何をとったらよいのでしょうか。発汗によって失われた「水分と塩分」、運動中の主なエネルギー源であり、集中力維持に役立つ「糖質」を意識して摂るとよいでしょう。

糖は、分子の中の単糖類の数によって、➀単糖類(ブドウ糖、果糖など)、➁少糖類(単糖類が2個「二糖類ともいう」の砂糖や乳糖をはじめ、3~10個のオリゴ糖など)、➂多糖類(単糖類が多数結合したデンプンなど)の3つに分類することができます。単糖類の結合が少ないブドウ糖や砂糖は速やかに吸収されますが、デンプンのように結合数が多いものは消化吸収に少し時間を要します。したがって、運動中やハーフタイムに摂取したものを速やかに吸収させたいのであれば、ブドウ糖のタブレットや飴、エネルギーゼリー、スポーツドリンクなどを用いるとよいでしょう。一方、ゴルフやカーリングなどのように試合時間が長い上、激しいぶつかり合いや消化管の上下動の少ない競技の場合には、エネルギーゼリーやスポーツドリンク、フルーツの他、ご飯やパン、カステラ、パスタなどデンプン入りの食材(ブドウ糖より吸収は緩やかですが腹持ちがよい)を用いるのも一案です。

すなわち、試合の継続時間や競技形態、気温や湿度などの環境条件、携帯性や食べ易さ、喫食タイミングなどによっておススメの飲食物は異なるのです。さらに、選手の嗜好や消化吸収能力、コンディションによっても食べる内容やボリュームは変わりますので、先に挙げたものは一例として捉え、個々にアレンジするとよいでしょう。

今回は、ジュニアゴルファーがラウンド中でも食べ易い一口サイズの「鮭アマニおにぎり」と、ジュニアカーリング選手がハーフタイムに食べるイメージで作った「アマニ入りピーナッツクリームのいちごロール」のレシピをご紹介します。気温が高い時にはクーラーボックスに入れて持参するなど衛生面にも配慮し、上手な栄養補給で集中力を維持して試合に臨みましょう。

補食

鮭アマニおにぎり

材料 ( 分量:2人分 )
  • ・あたたかいご飯 200g
  • ・鮭フレーク 20g
  • ・青じそ 2〜3枚
  • ・ローストアマニ粒 小さじ2
作り方

①青じそは細かく刻んでおく。
②ボウルにあたたかいご飯、鮭フレーク、ローストアマニ粒、①の青じそを入れて混ぜ合わせ、一口サイズ(4〜6等分)にしてラップに包み、ボール状に丸める。

補食

アマニ入りピーナッツクリームのいちごロール

材料 ( 分量:2人分 )
  • ・いちご 6粒
  • ・サンドイッチ用食パン 2枚
  • ・ホイップクリーム 20g
  • ・ニップンローストアマニ粉末 小さじ1
  • ・ピーナッツバター 小さじ1
  • ※ラップ 適量
  • ※カラータイ or モール 適量
作り方

①ホイップクリーム、ローストアマニ粉末、ピーナッツバターを混ぜる。
②パンに①を塗る。
③ラップの上に②をのせ、その上の手前側にいちごを並べ、のり巻きをつくる要領でラップごと巻き、両端をカラータイやモールで止める。
※いちごの代わりにバナナやパイナップルでも代用可。

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執筆

(株)しょくスポーツ 代表取締役

こばたてるみ

公認スポーツ栄養士、管理栄養士、健康運動指導士

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