少食対策&風邪予防
少食対策のコツは
「コンパクト食×回数多め」

少食で風邪をひきやすい。食べ方のコツは?
|対象| 瞬発力・筋力系、小学2年女子、体操

「一度にたくさん食べられないんですが、どうしたらいいですか?」との質問をよく受けます。その際、お伝えしているのが「コンパクト食×回数多め」というキーワードです。「コンパクト食」とは、サイズは小さいけれどエネルギーや各栄養素が豊富に含まれているものを指しています。つまり、納豆、チーズ、ずんだ餅、フレンチトースト、天ぷら等のようなものです。水は1gあたり0kcalで、たんぱく質や炭水化物は4kcal、脂質は9kcalのエネルギーを有しています。したがって、水分含有量が少なく、適度に油脂を含んだ食材や料理を上手に活用することで、効率よくエネルギーを確保することができます。
また、一度にたくさんの量を食べられない場合には、食べる回数を増やすことでカラダに必要な栄養素を補うのも一案です。例えば、朝食を2回に分けて食したり(分食)、朝・昼・夕食に加え練習前後に補食を取り入れるといった具合です。その際には、好きなものや食べ易いものばかりに偏るのではなく、食事で摂りきれなかった食品や料理を選ぶ、胃腸に負担がかかり過ぎないように練習までの時間を考慮して食べものを選ぶ、などの工夫をするとよいでしょう。
なぜなら、一回の食事で同じものばかりを食べ続けるのは難しいものですが、分食する場合、意識しないと、おにぎりとお茶、あるいは菓子パンと甘い清涼飲料水というように、食べ易いものや好きなものばかりに偏ってしまいがちだからです。これでは、風邪や体調不良を招き兼ねません。分食前半が主食(糖質)中心だったのであれば、分食後半にはたんぱく質や脂質を含む主菜(ゆで卵)や、ビタミン・ミネラルを含む副菜(野菜サラダ)、果物や乳製品を摂ることを心がけましょう。
今回ご紹介するレシピは、「小松菜とりんごのスムージー アマニ油かけ」です。免疫力低下を防ぐたんぱく質、粘膜の保護に役立つビタミンA、抗ストレス作用のあるビタミンC、血行を促すビタミンE(3つ併せて「抗酸化作用のあるビタミンA(エ),C(ー),E(ス)」)が一度に摂れる一品です。ドリンクなので少食の方でも召し上がりやすいと思いますし、そうでない方も栄養豊富なのでぜひお試しください。