ニップンのアマニ

スポーツジュニアの栄養サポート

食事のボリューム(食事量)


食べたいだけ食べさせても大丈夫?
食事のボリュームは、発育状況や食事内容、生活リズムと一緒にチェックしよう!

ジュニア期は、身長や体重の増加のみでなく、筋肉や骨、血液や臓器、脳やリンパ組織、生殖器など様々な部位で著しい成長がみられます。
そのため、身体活動に必要なエネルギーに加えて、成長に不可欠なエネルギー(エネルギー蓄積量:組織合成に要するエネルギーと組織増加分のエネルギー)や各栄養素の摂取をおこなうことが重要です。

栄養セミナーや食事カウンセリングでは、「うちの子は食が細くて困っています」という質問をよく受けます。
確かに、「少食」は一度に摂取できる量が少ないため、食事の回数を増やすなどの対策(*少食対策&風邪予防のコラム参照 )を行わないと、痩せや貧血、疲労骨折などのリスクを高めてしまいます。

その一方で、「お菓子やジュースもいっぱい摂るけど、お肉やご飯も“おかわり”してるから問題ないよね?!」と尋ねてくるジュニア選手や、「成長期であるジュニア選手には、とにかく大量の食事を摂らせるべきだ」と思っている保護者やスポーツ指導者もみかけます。
しかし、むやみやたらな食べ過ぎは、胃腸に負担をかけ消化不良を招いたり、体重過多や体脂肪の増加などをもたらし兼ねません。したがって、成長期の継続的な食べ過ぎ(暴飲暴食)も、得策とはいえないでしょう。
では、どのように食事のボリュームをチェック(モニタリング)したらよいのでしょうか。

一つは、定期的に身長と体重を測定し、「成長曲線」と見比べ、順調に成長しているかを確認することが大切です。成人では身長の変化は殆どみられませんが、ジュニア選手の場合には身長も定期的に測定することがポイントです。
例えば、身長が伸びているのに、体重が増えていなければ食事量や摂取エネルギーが少ないと考えられます。
逆に、身長の伸びはみられないのに、体重増加が著しいようであれば、食事(量)の摂り過ぎやエネルギー過多が伺えます。
なお、成長期(発育期)に生じる成熟度には、早熟や晩熟など個人差があるので、他人の身長や体重と比べるのではなく、自分の身長と体重の増加の過程が成長曲線としてどのように変化しているかをみることが大切です。

2つ目は、食生活状況(食事の内容や量、回数など)や排便状況、睡眠も含めた生活リズムの確認と見直しです。
朝食欠食によるドカ食い、お菓子や清涼飲料水の摂り過ぎ、大好きなお肉や揚げ物、あまり噛まなくても食べられる料理(カレー、丼物、ひき肉料理など)に偏った食生活は、食べ過ぎを招き易くなります。
課題解決に向け、食生活や生活リズムを見直してみましょう。

今回は、噛み応えのある「アマニ粒とチーズのクイックブレット」と、「切り干し大根とひじきのサラダ」をおすすめレシピでご紹介しています。
野菜や海藻、キノコ類やナッツ、アマニ粒などは、噛み応えがあるので、上手に食事に取り入れるようにしましょう。

おすすめレシピ
執筆

(株)しょくスポーツ 代表取締役

こばたてるみ

公認スポーツ栄養士、管理栄養士、健康運動指導士

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